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軍師官兵衛 あらすじと感想  第4回 新しき門出


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軍師官兵衛 第4話 新しき門出 (2014年1月26日日曜日放送)のあらすじ ネタバレを紹介します。

軍師官兵衛 第4話 新しき門出 あらすじネタバレ


永禄十(一五六七)年、22歳になった官兵衛(岡田准一)は、誰もが認める黒田家の跡継ぎとして成長していた。
またおたつを失った悲しみからようやく立ち直ろうとしていた。

足利義輝暗殺から二年、室町幕府は衰亡の一途をたどっていた。
足利義輝の実弟・足利義秋(吹越満)は、あいたままの征夷大将軍の座をねらうもままならず、越前・朝倉家の庇護下でもどかしい日々を過ごしていた。

「どこかにおらんのか?余とともに京にのぼり、松永、三好を討つ気骨のある者は!」

業を煮やした義秋が日本じゅうの戦国大名に出した書状が、御着の政職のもとにも届いた。

「上洛の供をせよとの仰せじゃ」小寺政職(片岡鶴太郎)は得意満面で家臣たちに書状を見せた。

「実は、それがしのところにも同じような書状が・・・・・・」
職隆(柴田恭兵)が懐から義秋の書状を出すと、得意げだった政職の顔がみるみる不機嫌になった。

あとから耳に入るよりはと考えたのだが、政職は妙に勘ぐってしまったらしい。
政職が職隆の謀反を疑っている-お紺にそう聞かされた官兵衛は、すぐに武兵衛を姫路へ走らせた。

「疑り深い殿じゃのう」
休夢(隆大介)がため息をつく。

小寺政職は待望の嫡男・斎(のちの氏職)が生まれてからというもの、何ごとにも疑念を持つようになってしまった。

「わしに逆心はないが、ないということを証し立てることほど難しいものはない・・・・・・」
職隆とふたりの弟は、腕組みをして考え込んだ。


そんなある日、官兵衛は政職から、志方城の主・櫛橋氏の領内にある狩り場の下見を仰せつかった。
城内を馬で走っていると、ヤマモモの木の上で泣いている男の子がおり、その子を助けようと、どこかの姫君が木にのぼろうとして侍女に止められている。

官兵衛は馬から下りて、男の子に呼びかけた。

「よいか、まず落ち着け。今から教えるとおりに足を動かして下りてくるんだ」
「無理です。あんなに怖がっているのですよ」

美しい姫君なのに、その娘は「私が助けます」と言ってまた木にのぼろうとする。官兵衛はあきれた。

「とんだ跳ねっ返りだ」
「それなら、あなたがのぼって助けてください。ひょっとして。怖いのですか?」

男の子はいつの間にか泣きやんで、官兵衛の指示通りに無事に木から下りることができた。

「よくひとりで下りてきた。立派だったぞ」

病で寝込んでいる母親にヤマモモを食べさせたかったという男の子のため、官兵衛は昔とった杵柄で器用に木にのぼると、ヤマモモのなった枝を二本取ってきた。
一本は男の子に、もう一本はおてんばな姫君に。

「これで仲直りです。では」

官兵衛はひらりと馬に飛び乗り、あっけにとられている娘と侍女を残して走り去った。


その翌日、狩りのあとに志方城で酒宴が催された。官兵衛の機転でキジをしとめた政職は上機嫌である。

宴もたけなわになり、櫛橋左京亮(益岡徹)のふたりの娘、姉の力と妹の光姫(中谷美紀)が酒を運んできた。
妹は、なんとあの姫君ではないか!官兵衛は目を丸くした。

「櫛橋様のご息女とは知らず、無礼を申しました」

渡り廊下で鉢合わせた光に謝罪する。

「跳ねっ返りでございます」
「あ、いや、申し訳ござらぬ・・・・・・」

光が笑ってヤマモモの礼を言うと、官兵衛はてれくさそうに一礼し、そそくさと立ち去った。

「ときに官兵衛。おこともそろそろ身を固めてもよいのではないか?」

官兵衛が戻るのを待ちかねたように、政職が言いだした。実はこの狩り自体、自分の親戚筋の娘である力と官兵衛を縁組みさせ、黒田家を囲い込むために政職が立てた計略だったのだ。

官兵衛は困惑したが、さとい官兵衛を気に入っている左京亮はもとより、叔父の休夢と友氏も乗り気だ。
しかも職隆は、政職の疑いを完全に晴らすため、自分は隠居して官兵衛に家督を譲るという。

「これが黒田家の生きる道だ」

職隆の決意はかたく、翻意しそうになかった。

その年の八月、斎藤龍興の重臣・西美濃三人衆を木下藤吉郎(竹中直人)が調略し、ついに難攻不落の稲葉山城が落城した。

念願の美濃攻略を果たした信長はこの地を「岐阜」と改め、城の名も「岐阜城」とし、新たに「天下布武」の印を用いることとした。

「天下に武を布く。新しき秩序により新しき世を開く。乱世は終わりじゃ。この信長が天下を統一する」

この話を聞いた官兵衛は興奮した。

さらに信長は、岐阜城下での商売には税をかけないという「楽市」を始めたそうだ。各地から商人が集い、城下は豊かになり、人が集まって国は大きくなる。

官兵衛は御着でも楽市を始めたらどうかと進言したが、今の政職はの関心事は斎の将来だけらしかった。



一方、櫛橋家では、官兵衛との縁組を嫌がる力が狂言自殺騒動を起こしていた。

官兵衛の悪口を吹き込んで力をそそのかしたのは、兄の左京進である。

「父上、今一度、お考え直しください!」

左京進は、常に自分の上を行き、殿の覚えもめでたい官兵衛が我慢ならない。
力はこれ以上無理強いするなら尼になると言いだした。

しかし、殿の命に背けば左京亮は切腹だ。
そのとき、光が決意した顔を上げて言った。

「わかりました。私が嫁ぎます」

それからほどなくして、官兵衛と光は祝言をあげた。

思わぬ成り行きだったが、実はヤマモモの木の下で出会ったときから互いに気になっていたことを、ふたりは初夜の床で打ち明け合った。
さらに官兵衛は、初恋の相手・おたつのことを包み隠さずに話した。

悲しみは癒えても忘れることはなく、おたつの命日には墓参りを欠かさない。

「祝言の夜にほかのおなごの話など・・・・・・」

光はあきれ、信じられないという顔だ。

「すまぬ・・・・・・しかし、おたつのことだけは、話しておきたかったのだ」

申し訳なさそうにうなだれる官兵衛を見て、光は思わず笑った、ばか正直なのは、誠実な証だ。

「光、これから先、我らの間で隠しごとはしない。約束だ」
「はい。幾久しゅうよろしくお願いいたします」

こうしてふたりは、夫婦として結ばれたのだった。は、夫婦として結ばれたのだった。

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